厚生労働省の発表によると、糖尿病が強く疑われる人・糖尿病の可能性を否定できない人の推計では平成9年以降5年間で約250万人増え、1620万人いると言われています。特に問題なのは糖尿病と思われる人の約3分の1しか治療を受けていないということです。糖尿病の合併症でつらい思いをするケースも増えてきています。また予備軍といわれる糖尿病の可能性を否定できない人でも動脈硬化が進みやすいといわれています。糖尿病と診断された場合はもとより、予備軍でも早期に診断して生活習慣を変えていくなど対策を講じれば合併症を恐れずに健やかに生活ができるでしょう。
まず生活習慣病って何だろう、からはじめました。中高年に良く見られる高血圧・糖尿病・高脂血症・初期ガンなどで、早期に発見・治療をして脳卒中・心筋梗塞・腎不全・進行ガンなど致命的な疾患への進展を予防しようというものです。
次に、そのはじめのテーマとして糖尿病についてお話ししました。小冊子や糖尿病にかかりやすい条件の資料をお渡しし、スライドを交えながらのお話しです。中にはびっくりするような合併症の写真もお見せしましたが、糖尿病の怖さを知っていただくためでした。今回は簡単なお話しでしたが、今後シリーズで糖尿病について皆さんとともに理解を深めていきたいと思っています。その後、高血圧とか色々な疾患についてお話しを続けていければいいなと考えています。
お茶を飲みながらの気軽な会でした、質問もあり、食事療法の栄養士相談や体脂肪測定もありました。
このような会ですので、お気軽にお誘い合わせの上、ご参加いただけたら、うれしく思います。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
高森クリニック
認定内科医・糖尿病専門医
北風 芳春
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